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第75期の業績について 代表取締役社長  平野 能章 第75期の業績について 代表取締役社長  平野 能章

第75期の業績について代表取締役社長 平野 能章

 ミスターマックス・ホールディングスのホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。​

 株主・投資家の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。​
 2024年2月29日をもちまして、第75期(2023年3月1日から2024年2月29日まで)が終了いたしましたので、ここに当期の事業の概況等をご報告申し上げます。​​

 当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症が経済に与える影響が縮小し、景気は緩やかな回復基調となりました。一方、物価の上昇や急激な為替変動、世界的な金融引き締めによる経済活動の減速などの懸念もあり、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。​

 このような状況の中で、当社グループでは「普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく」という経営理念のもと、総合ディスカウントストアとして、生活必需品を中心とした商品を毎日低価格で販売するエブリデイ・ロープライス(EDLP)を徹底し、EDLPを支えるエブリデイ・ローコスト(EDLC)に注力してまいりました。今期は、既存店の更なる収益力向上、お客様の利便性の向上を目的に、既存店12店舗の改装を実施、また、2023年3月にはオンラインストアをオープンしました。​

 オンラインストアでは、店舗と同じお値打ち価格で商品を提供、受取方法は、配送・店舗引取りが可能なサービスを提供しております。お客様一人ひとりの状況にあったお買い物スタイルを選択でき、利便性を向上したことで、登録者数は10万人を突破しました。今後も、更なる品揃えの充実、機能改善に取り組んでまいります。併せて、DX戦略として、データを活用した効率的な販促、従業員の業務効率改善を実施し、ローコスト運営を更に追求してまいります。​

 当期は、全店売上高は1,245億14百万円(前期比102.0%)となりました。商品別では、高機能なドラム式洗濯機の品揃えを強化し売上を牽引、また、物価上昇に伴う節約意識の高まりを反映し、EDLPを訴求した飲料、即席麺、ペット用品等の売上が堅調に推移いたしました。特にPB商品は、生産工場の集約や仕入見直しを進め「価値ある安さ」を提供することで、前期比115.1%を達成いたしました。​

 また、今期は、外出の機会が増えたことから、キャリーケースや化粧品、シューズなどが売上を伸ばしました。
 一方で、マスクや検査キットなど利益率の高いコロナ関連商品の売上は減少しました。仕入価格高騰の影響もあり、荒利益率が1.0%下がりました。その結果、荒利益高は269億49百万円(前期比97.3%)となりました。​

 コスト面においては、EC事業や改装などの将来の成長を見据えた設備投資や、キャッシュレス決済手数料などが増加し、その結果、販売費及び一般管理費は、289億84百万円(前期比104.1%)となりました。営業利益は30億21百万円(前期比65.2%)、経常利益は29億8百万円(前期比64.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は、24億44百万円(前期比71.3%)となりました。​

 今後も、より多くのお客様の「普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく」を実現すべく、事業の拡大を進めてまいります。​

 なお、配当につきましては、当75期(2024年2月期)期末配当にて1株当たり18円を実施する予定です。 ​